五味温泉の歴史

五味温泉の歴史

五味温泉の歴史は約100年。古くから親しまれてきた理由があります。

明治38年厳冬。御料地を管理していた五味勘三郎氏が狩猟に出かけ、雪原にただ一カ所、雪が溶け、泉が湧き出る場所を発見しました。採水して鑑定に出した結果、病気、治療に特効のあることが判明。土地を御料局より借り受け、宿を開いて「五味温泉」と命名しました。当時は遠い道程を疾病や傷病に効き目があるとのことで、多くの人が湯治に訪れていました。

明治43年の「名寄案内」には次のように記されています。

「下川市街の南、約7里の処に周囲の峰巒・緑翠にして渓流滾々として水清く幽趣、静景真に仙故に似たり。ここに霊験ある鉱泉の沸き出づるあり」

昭和二十一年には勘三郎さんの長男が周辺一帯を買い受け、農業の傍ら温泉宿を経営。二十八年には三菱下川鉱業所が保養所を開設しました。


一時の閉鎖や数次にわたる増改築が行われましたが、以来、下川町が五味温泉交流促進施設を建設、下川町ふるさと開発振興公社が温泉経営を行い現在の営業に至っています。

湧き出る鉱泉は地下の地層がくれた贈物であり、周囲の豊かな自然は下川町を象徴した存在。自然の恵みを有効に活用した五味温泉は多くの人たちの健康づくりや地域活性化に役立ち、愛されてきました。

これからも皆様にとって身近で親しまれるような温泉づくりを目指してまいります。